76 一般質問の力

こんにちは、三浦ひろきです。

先日、佐々岡監督の就任祝賀会へ参加しました。
梨田さんに続く浜田から二人目の監督誕生に、地元もわいています。
優勝目指してがんばってください!

さて、今日は、一般質問のお話です。

毎定例会議(3月、6月、9月、12月の年4回)に設けられる、議員が自由に意見を述べることが
できる時間が個人一般質問と言われるものです。
執行部の答弁は公式見解となるので、どんな答弁を引き出すか、議員は作戦を立てて臨みます。
やらなければいけないという決まりはありませんが、浜田市議会は議長をのぞくほぼ全員が毎回質問に立ちます。

持ち時間は一人約60分(質問30分、答弁30分)。
議員それぞれの立場で様々に指摘をしたり提案をしますが、執行部もなかなか首をたてにはふりません。
「研究します」「検討します」は、みなさんもよく耳にされる言葉ではないでしょうか。
その一般質問でとりあげたテーマが、その後どうなったのか追いかけて行くことは
もちろんですが、議員ひとりでたたかうには限界があります。
そこで、委員会、会派あるいは議会全体といった塊で動かすことで発言の重みを増幅させるわけです。

先日、龍谷大学の土山希美枝先生が書かれた、『「質問力」でつくる政策議会』という本を読みました。
その中に、「一般質問を議員ひとりのものにしない」という節があって、
議会の監査機能や政策提案機能を発揮させる方法が提案されています。
これ、ぜひ浜田市議会で実現したい仕組みです。

ポイントは以下のようなところでした(要約しています)。

・各議員の一般質問(着眼点やは発想)が自治体政策に対する問題提起として優れていれば、活かされないことは市民にとって損失
・しかし、議員ひとりであるかぎり訴求力に限界があるので、「議員の問題提起」から「議会の問題提起」とするべき
・所管事務調査(議会側が独自にテーマを決めて調査・研究すること)を活用して、所管する委員会で扱うことで継続的に議論する

北海道の芽室町では、一般質問終了後に、扱われたテーマをその後委員会として
とりあげるべきかどうかを判断する仕組みが制度化されているとのこと。
すばらしいですね。

僕は、議員間討議をもっとすべきという問題意識を持って、
これまで企画書も書いたりしながら、新しい仕組みづくりを提案してきました。

議員それぞれの着眼点や発想も埋没してしまえばないのと同じ。
議会というプラットフォーム(仕組み)を使いこなすべきだと改めて感じています。
新しい仕組みの導入、先輩議員とも意見交換してみます。

タイヤ交換の効果を発揮できないまま冬を越しそうな気配ですね。
すばらしい一週間を!

– 主な日程 –
12月7日:しまコトアカデミー(メンター)
9日:本会議(議案質疑)、自治区制度等行財政改革特別委員会
10日:総務文教委員会、勉強会(公立幼稚園の現状について)
11日:福祉環境委員会(傍聴)
12日:産業建設委員会(傍聴)、GO▶︎つくる大学営業会議
13日:予算決算委員会
14日-15日:視察受入
18日:本会議(表決)、全員協議会、議会運営委員会
23日:給食センター視察
24日:まちづくりリーダー研修会@大田市(講演)、市政意見交換会@ひだまりふっくら
25日:てごねっと石見理事会
26日:議会広報広聴委員会
1月3日:浜田市成人式
5日:消防出初式
6日:市民新年賀詞交換会
7日:立正佼成会御親教
8日:GO▶︎つくる大学営業会議
9日:議会広報広聴委員会(校正 *委員長のみ)
12日:天野紺屋・鍛治工房弘光@安来を訪問
13日:ブータンカフェ
14日:旭小学校給食センター視察
16日:自治区制度等行財政改革特別委員会、佐々岡監督就任祝賀会
18日:しまコトアカデミー(メンター)