68 H30年度決算認定・了

【9/7~9/30】

こんにちは、三浦ひろきです。

8年前の事業開始から関わらせていただいている島根県の事業、しまコトアカデミー。
「関係人口」という言葉をいたるところで耳にするようになりましたが、
浜田出身の田中輝美さんの著書、「関係人口をつくる」では、このしまコトアカデミーが題材に取り上げられています。
10月は恒例の現地訪問で、浜田にも今季の受講生がやってきます!
たくさんの魅力に出会っていただきたいと思います。

さて、9月定例会が終わりました。
決算について、重要項目の中から事業の実施状況や評価について数点問いました。
委員会としては、専決処分や流用を減らすこと、予算と決算の乖離をできるだけなくすことの二点を意見として申し添えてすべて認定。
反省点を今年度以降の予算執行にいかしていただきたいと思います。

トピックスとしては、福祉環境委員会から提案された、「浜田市認知症の人にやさしいまちづくり条例の制定」が一つ挙げられます。
認知症について自分ごととして捉えていこうという理念条例で、賛成多数で可決されました。
先般の政策討論会において、同委員会から出されていたテーマですが、
その後も議論を重ねられこのように仕上げられたことに敬意を評します。

また、僕が所属する産業建設委員会においては、港エリアの開発についての意見書をまとめました。
こちらをもって、執行部と今後意見交換を行うこととなっています。

政策討論会のシステム自体は改善する点が多々ありますが、議員間討議の機会は明らかに増え、
この点については大きく前進した点として評価できるのではないでしょうか。
何事も何時も「対話」が大事です。

もう一つ。
市内の風力発電建設計画に対して反対の趣旨の請願が出されていました。
所管委員会である福祉環境委員会において、「賛成多数」だったのですが、
継続審議を求める動議が出され、僕は賛成をしました。
その理由を、以下のように討論で述べました。

(要旨)
請願第4号に対する継続を求める道義について賛成の立場で討論を行います。

住民の方々が建設を不安視する意見があることはこの請願からも十分理解するところです。耳を傾けなければなりません。
一方で、事前診断にあたる環境アセスメント等については、その手続きはまだ途中段階で、調査結果や具体的な計画を踏まえた審査が今後も続くことを確認しています。事業者については、住民に対する今節懇切丁寧な説明を求めておきたいと思います。

私は再生可能エネルギーを推進しており、その上で期待するところは、そうした調査結果や計画をもとに同じテーブルについて、事業者の方々と建設的な協議を行う機会をまずもつことが重要であるという点にあります。

弥栄、浜田市の将来に向けて、事業者をまちづくりのパートナーとして迎え入れることができかどうか。
対話の場を持たずして、それを決することは機会損失ではないでしょうか。
再生可能エネルギーの導入促進と地域の合意形成のバランスをどう図るか、双方が納得できる部分を見つけ出すことはできないか、その議論をここで断ち切ることなく、持続可能な地域を考えるからこそ、あらゆる可能性を検討することが大事だと考えます。

以上のような理由から、本請願の継続審査を求める動議に対して賛成という立場をとりたいと思います。
ぜひ新しいスタートとして、関係各位に対話の場をもっていただくことを心から期待して賛成討論を終わります。

以上

社会情勢、地域情勢の変化をふまえ、自分たちの将来を描かなくてはなりません。
そのためには様々に知恵が必要です。

金木犀がいい香りを町中にはなっていますね。
穏やかな一週間をお過ごし下さい。

– 主な日程 –
7日:しまコトアカデミー東京講座@東京(メンター)
9日:本会議、予算決算委員会、自治区制度等行財政改革推進特別委員会、しまコトアカデミー広島講座説明会
10日:総務文教委員会(傍聴)、産業建設委員会
11日:福祉環境委員会(傍聴)、中山間地域振興特別委員会
12日:産業建設委員会
13日:予算決算委員会
15日:松原小学校運動会、下府町敬老会
19日:予算決算委員会
20日:中山間地域振興特別委員会、予算決算委員会
21-23日:尾道自由大学講義受入れ
24日:予算決算委員会、議会広報広聴委員会
27日:予算決算委員会、議会運営委員会
28日:しまコトアカデミー島根・広島講座@浜田(講師)
30日:全員協議会、本会議(表決)、全員協議会、議会運営委員会、産業建設委員会、自治区制度等行財政改革推進特別委員会