30 一人一票の考え方

【7/7〜7/13】

こんにちは、三浦ひろきです。

暑い日が続きますね。
先週、室内にいながら熱中症になってしまった私は、お茶を携行してたくさん飲むようになりました。
もうフラフラしたくはありません・・・。
皆さんもくれぐれもお気をつけください。

先日、中山間地域対策特別委員会で雲南市へ視察へ行きました。
地域自主組織について先進地の取組みを学ぶことが目的です。

地域自主組織とは・・・
・概ね小学校区単位で編成されている住民組織
・自治会・消防団・PTA・老人クラブなど様々な団体で構成
・交流センターが活動拠点
・地域づくり・地域福祉・生涯学習(社会教育)が3本柱
といった小規模多機能自治を行う組織です。
自治会機能が低下する中で、住民同士の支え合いによるまちづくりの手法として全国各地で実践されています。

波多という地区では、地域住民で運営されている商店活動を見学させてもらいました。
地域の人たちの買い物という生活動線上に健康維持管理機能がうまく配置されていました。
レジが関所的役割で、高齢者の方々のちょっとした変化なども見逃しません。
友人の看護師が神奈川からUターンして、ここに勤務していて、活動を解説してくれました。
素晴らしい活動には素晴らしい人材がついてくるなと改めて実感したところです。

このような活動にはもちろん資金が必要なわけですが、雲南市の場合、市内の地域自主組織の活動予算は年間約3億円。
各地域で計画をつくり申請して交付される流れです。行政はそれをサポートします。
とてもよい仕組みだと思いますが、こんなレベルまで急にはいきません。
計画をつくることはもちろん、それを実行できる力をもった地域組織が必要です。

地域に関わるという意識が大事な部分です。
「一戸一票」ではなく「一人一票」という考え方に共感しました。
この考え方の違いが、様々な施策にも特徴を生んでいるのだろうと想像します。

浜田市では。
これから自治区制度の今後について具体部分を議論する段階に入ります。
自治のあり方そのものを問う良い機会です。
地域に必要な機能・役割は何なのか。どんな自治体系が最適なのか。
所管委員としても、全体感を持って様々な角度から引き続き議論していきたいと思います。

連日夕日が綺麗ですね。
それでは、すばらしい1週間を!

– 主な日程 –
10日 産業建設委員会勉強会、三隅自治区地域協議会(傍聴)
11日 小さな拠点づくり勉強会
12日 中山間地域対策特別委員会(視察/雲南市)