81 想定外は起こる

【3/14~4/6】

こんにちは、三浦ひろきです。

あっという間に、4月。
R2年度予算は、歴史文化保存展示施設整備にかかる専門家検討委員会設置や、弥栄のガソリンスタンド改修事業などで賛否がわかれましたが、賛成多数で可決されました。

僕は、歴史文化保存展示施設整備について、こども美術館との併設案は専門家を交えて早期に検討をするべきとの考えから、専門家検討委員会設置は賛成です。建設予算があがっているわけではありません。今後の議論を注視していきたいと思います。
また、弥栄のガソリンスタンド改修については、町内に一軒もなくなることに対する住民の不安への配慮、自治区予算を使っての改修であることからも賛成。
ただし、これは委員会で説明を受けた時からも指摘している通り、今後、他地域においても同様の課題が生じると予想されることからも、市全体でどう対応していくかは整理しておく必要があります。
大事なライフラインですから、公共が責任をもって担保するものの一つであると考える一方で、私案としては、今後整備予定のコミュニティセンターなどを併設して、ここを多機能拠点化させてはどうかと思います。
稼ぐ手段をもった住民主体の地域運営のモデルにもなりうるのではないでしょうか。
さまざまな課題を複合的に解決するような発想の展開を期待します。

さて、コロナウイルス感染拡大防止に伴い、卒業式・入学式シーズンは、軒並み伺えない状況となり、ちょっとさみしい春を迎えることとなりました。
また、活動報告書をもってご挨拶にあがるのがこの春先の予定だったのですが、これも叶わない状況に。
緊急事態宣言が出されるとのことですが、対象となる自治体だけでなく、僕たちも同じように緊張感を持って生活する段階に入っていることの自覚が必要です。

先日、浜田市では65歳以上の方々と妊婦さんにマスクが配られました。
ご案内方法は、CATV、地元新聞(取材)、市HP、そして防災無線だったということです。
この防災無線。
旧那賀郡エリアは個別受信機が設置されているため、屋内にいても情報を正確に聞き取ることができますが、旧浜田市エリアはその整備がされておらず、屋外拡声器のみ。
天候にも左右され、聞き取りにくい状況が課題とされていますが、今回も同様の状況だったように思います。
外出自粛を余儀無くされる状況で、正確な情報をキャッチできる手段の確保は必須です。
*ポケベルの活用についてはこちらの記事をご覧ください。

また、刻々と変化する状況の中、市民の方からお問い合わせが増えるようになりました。
ライフラインが使えなくなることはないのか?コンビニやスーパーの営業は通常通りなのか?
症状がでたら病院へいくべきなのか?学校や学童は今後どうなるのか?
浜田市ではどう対応がなされているのか、どう対応されていくのか情報が届いていない状況が、市民の不安につながっています。
市では新型コロナウイルス対策本部会議が設置され、協議が行われていますが、そこでの決定事項がHPに掲載はされたとしても、メディアにのって市民に届くことはほぼありません。

例えば、こちら。
浜田市独自の中小事業者向けの資金繰り支援策です。

伝わらなければ意味がありません。
情報発信することへの意識、情報発信方法の見直しが急務であると感じています。
会派の定例会はLINE電話に切り替え、集まることを回避しながら、情報交換などを行なうように努めています。
2001年、米国議会で炭疽菌騒動があった際、オンラインで議会を招集という案が上がっていました。
市庁舎、議場へ到達困難なケースを想定し、様々な対応策を検討しておくことが必要ではないでしょうか。

▶︎浜田市新型コロナウイルス感染症について

一人一人が体調・行動管理に気を配って、
この難局を乗り切りましょう。

– 主な日程 –
16日:予算決算委員会
17日:よろず支援
18日:本会議(表決)、議会運営委員会、総務文教委員会
19日:本会議(議案質疑)、自治区制度等行財政改革推進特別委員会
24日:GO▶︎つくる大学打ち合わせ
25日:会派定例会、市長への申し入れ(歴史文化保存展示施設関連)
27日:よろず支援
30日:総務文教委員会
6日:議会広報広聴委員会、総務文教委員会