145 不登校児童生徒への支援

こんにちは、三浦ひろきです。

月曜日から6月定例会議が始まりました。
今議会には、浜田橋の架替えに係る事業費や下水路の緊急調査に係る事業費などを含む5億6千万円の補正予算などが提案されています。
火曜日に終えた一般質問は、以下について取り上げました。
久しぶりに一番目の登壇でした。

(1)不登校児童・生徒支援の再構築
(2)新市誕生20周年の節目に問う地域政策

令和6年度の浜田市における不登校率は全国平均(3.7%)、県平均(4.5%)を大きく上回る4.95%という数字が先般報告されました。
さらに、支援機関とつながっていない児童生徒は約45%存在し、既存の支援ではカバーできていません。
これは本人の問題ではなく、学校・家庭・地域の関係性から生じる課題であり、地域全体で学びを支える仕組みが必要ではないかという問題意識を持っています。
新たな手立てが必要です。

執行部とのやり取り(概要)は以下のとおりです。

(1)不登校児童・生徒支援の再構築
Q.個別支援が原則であり、当事者や保護者の声をどう把握しているのか。
A.対話、相談、家庭訪問、ケース会議などでニーズ把握に努めている。

Q.実態の見える化(要因の累計化、段階別分析)が重要では。段階的な支援の分析状況はどうか。
A.要因は多様であり、初期段階からの相談体制や居場所づくりは重要。情報は個別に収集しながら分析している。

Q.対面が難しい子もいる中で、ICTを活用した支援(LINE相談、オンライン学習支援など)の状況と課題は?
A.授業のオンライン参加はあるが、LINE相談やオンライン保護者支援などは今後の研究課題。

Q.メタバース空間を活用した居場所支援を実施している事例が多数ある。浜田市でもNPOが取り組みを始めており、行政も積極的に関与を。
A.他自治体の事例も承知しており、メタバースも居場所の一つとして可能性がある。地元団体の話も聞いてみたい。

Q.民間連携進める上でも「出席扱い」の統一基準(ガイドライン)が必要では?
A.現在、校長会でガイドライン策定について議論中。一定の基準は必要。

Q.学校に投稿することがゴールでないとすると、どのような状態を目指すのか?
A.学校以外の学びの場が学校や家庭と情報共有し、お互いにできることをやっていくことが重要。校長会でも議論したい。

(2)新市誕生20周年の節目に問う地域政策
Q.合併以降、地域社会への影響や住民意識の変化について、どのように把握し評価してこられたか。
A.様々な計画策定にあたり、アンケート調査などを通じて地域の課題を把握してきた。

Q.制度上は「一つの浜田市」だが、“心理的な距離感”や“地域への誇りの持ち方の違い”を市長はどのように受け止めているか?20周年という節目を、単なる祝賀の機会ではなく、これまでの取り組みを振り返り、改めて一体感のある地域運営を模索する機会として活用すべきではないか。
A.合併当初と比べれば市民との距離感はだいぶ縮まったと感じているが、合併前の歴史や地域ごとの思いがあるのは事実であり、その「心の距離感」をどう縮めるかは、今後も取り組むべき課題。

以上

全容はこちらからご覧いただけます。
本当に深刻な数字だと思います。
スピード感のある対策を求めていきます。

すばらしい一週間を!

– 主な日程 –
5月
7日:地域井戸端会
13日:議会改革推進特別委員会、地域井戸端会
14日:会派定例会、地域井戸端会
16日:在広島浜田会
20日:地域井戸端会
21日:あさひ社会復帰促進センター視察、地域井戸端会
22日:臨時会議、議会運営委員会、石見神楽議連
29日:福祉環境委員会
6月
2日:議会広報広聴委員会
3日:こども議連
4日〜6日:会派視察(繁多川公民館、プロモーションうるま、伊計島共同売店など)
7日:あじ祭り
9日:全員協議会
11日:会派定例会
12日:一般質問通告
13日:議会運営委員会、議会広報広聴委員会
16日:シルバー人材センター総会
17日:議員研修会(生成AIの活用について)
19日〜20日:大阪関西万博(石見神楽公演)
23日:本会議
24日:本会議(一般質問)
25日:本会議(一般質問)
26日:本会議(一般質問)